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こころ温まるお話「70歳の小学生」

「じいちゃん、これ間違ってるよ!」

今日も息子たちと父のバトルがはじまった。父はこの春、母が亡くなったのを機に我が家で同居を始めた。長年連れ添った妻を亡くし、住み慣れた家を手放して慣れない土地に引っ越してきたのだ。もともと社交的ではない父が毎日ぼんやりと過ごす姿を見て(このまま元気を無くしてしまったら…)と心配していた。

しかし、そんな心配は思わぬ形で吹き飛ばされることとなった。

我が家に来てから1カ月ほど過ぎたある日、リビングで息子2人が宿題をやっていた。

「ねえ、じいちゃん。これってどうすればいいの?」

「えっ…じいちゃん、こんなのわかんないよ…。ありゃ、困ったなぁ…」

「えーっ、じいちゃん小学生の勉強わからないのー?」

父は戦後の貧しい家庭に育ち、幼い頃から妹弟の世話や家の手伝いをしながら中学を卒業し、そのまま社会に出た。それゆえ、いわゆる「お勉強」はあまり得意ではないのだ。

でも、そのことが今回はいい方向に働いた。物静かなおじいちゃんを少し近寄りがたいと感じていた子どもたちだったが、「おじいちゃん、一緒に宿題しようよ!」と、3人で毎日鉛筆を握るようになったのだ。

特に算数や理科などはチンプンカンプンのようで、教科書とにらめっこをしながら頭を抱えている。それでも父には夕方からのそんな時間が何よりの楽しみになったようだ。

ある日、子どもたちが学校に行っている時間、2人でお茶を飲んでいると、父は「いつか、あいつらに算数を教えてやれるようになってやるからな…。まあ見ておけ!」と言い、ワハハと笑った。

母と2人、仲良く暮らしていた頃のいきいきとした父の笑顔に久しぶりに再会できた私はとてもうれしい気持ちになり、つい涙が出そうになった。

2017年10月15日 12:00 PM  カテゴリー:

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