山岡歯科医院新聞です
夏休みはお子さんと楽しい思い出がたくさんできる季節。一方で、生活リズムの変化や野外での活動が増えることで、子どもの歯の健康に影響が出やすい時期でもあります。
夏休みは自宅で過ごす時間が長く、大好きなアイスやジュースを楽しむ機会が増えていきます。しかし、甘いものの食べすぎはむし歯の原因になるため要注意です。特に、間隔を空けずに口にする習慣は、私たちが想像する以上にむし歯リスクを高めていきます。したがって、「おやつは決められた時間のみ」とし、それ以外の時間は食べさせないことが大切です。また、食後は必ず歯をみがく習慣を身につけるようにしましょう。夏休みは、親子で楽しく歯みがきタイムを過ごす良い機会となります。
夏は海やプールなど水場の遊びも増えるため、お口のケガも起こりやすくなります。もし、唇や頬を切った場合は、冷静に対応することが大切です。通常はガーゼやティッシュで10分ほど傷口を押さえると止血できます。それでも血が止まらない場合は、速やかに歯科医院を受診しましょう。
万が一、ケガで歯が折れたり抜け落ちたりした場合はできるだけ早く、せめて30分以内には歯科医院を受診することが肝心です。その際、抜け落ちた歯は洗わずに根の部分を触らないように注意して、市販の保存液に、すぐ手に入らない場合は牛乳に浸した状態で持参しましょう。