山岡歯科医院新聞です
顎関節症は日本人の2人に1人が経験するといわれるほど身近な病気です。代表的な症状に「あごを動かすと音がする」「あごが痛む」「口が開けにくい(開かない)」などがあり、自然に治る場合もありますが、症状が重くなると日常生活に支障がでることもあります。
顎関節周囲の筋肉をマッサージすることにより血流が増え、筋肉の動きがよくなったり、痛みが和らいだりする効果が期待できます。特に、お風呂に入って筋肉を温めながら行うのが効果的です。
①ほほ骨の下から耳の穴の前にかけての部位に指を当てます。
②円を描くようにゆっくり、さする・揉む・押すなどします。力加減は「少し痛みを感じる程度」で行ってください。
③両側の筋肉が同じレベルでほぐれる、または痛みが和らぐまで続けます。
④朝晩にそれぞれ5~10分程度行うのがおすすめです。
入浴中など筋肉がリラックスした状態で、ゆっくりとお口を最大限開き、10秒間保ちます。これを朝晩に5~10回繰り返します。
これらの方法を実践すると症状の改善が期待できます。ただし、痛みが強い場合やセルフケアを続けても症状が変わらない、または悪化する場合は速やかに歯科医院を受診しましょう。顎関節症は早めの対策が肝心です。顎関節の症状でお悩みの方は、お気軽に当院へご相談ください。