院長Blog

院長ブログです

こころ温まるお話「わが家の振り子時計」

       

「この時計止まってるよ」 久々に実家に帰った時のことだ。 居間に飾ってあった振り子時計がすっかり止まっていることに気づいた。 夜は静かな部屋にカチカチと不気味な音を響かせていたし、朝にはボンボン鳴って、少しでも起きるのが遅れようものなら、よく祖父に怒られたので、厳しい祖父の声と振り子時計の音は今でも少し苦手だ。 しかし、こうして静まり返っている様子を見ていると、かえって居心地の悪さ...

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節分の鬼

       

こんにちは。院長の山岡です。 2月の行事といえば節分。 みなさんは、節分の鬼は人間が持つ「悪い心(魔)」の象徴というのはご存知でしょうか。 「悪い心」は鬼の色で表現されていて、赤鬼は貪欲や欲望、青鬼は悪意や憎しみを象徴しているのだとか。 そして豆は「魔(ま)を滅(め)する」に通じることが由来となっており、『自分の中に居る悪い心を退治しよう』という行事が節分だったのです。 「退...

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こころ温まるお話「合唱コンクール」

       

ある日、家に帰ると中学3年生の娘がピアノを弾いていた。 「なんだか難しそうな曲ね」 何度か同じところでつまずいては弾き直しての繰り返しで、難しい曲の練習をしているようだ。 娘は楽譜から目を離さないまま「今度のコンクールの曲なんだ」と返事をした。 「えっ?リサちゃんコンクールでピアノ弾くの?!」 引っ込み思案の娘が唯一積極的に続けてきたピアノだが、1年生からずっと同じクラス...

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けがれをはらい清める

       

あけましておめでとうございます。院長の山岡です。 本格的に寒くなってきた1月は、雪や結晶のような美しい言葉を耳にする機会が増えますよね。 雪といえば、漢字の下部分になぜカタカナの『ヨ』が使われているか疑問に思ったことはありませんか? 実は、ヨは彗を簡単にしたもの。私たちが普段使う『雪』は、もともと『䨮』という字でした。 彗はほうきや汚れをはらうことを表すため、雪には「けがれをはらい清め...

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こころ温まるお話「娘がくれた花マル」

       

「いってらっしゃい」 「杏奈も気をつけてね!鍵忘れちゃ駄目だよ!」 今日も慌ただしく、娘より先に家を出る。 娘の杏奈が中学生になり、家の都合から私は仕事を始めた。 以前は娘の宿題も見てあげることもできたのに、慣れない仕事で残業が続いて家で過ごす時間も少ない。 娘が私の描いた花マルを喜んでいた姿が、もう遠い昔のように感じる。 毎朝娘の寂しそうな顔を見ては「今日こそはご飯を作ってあ...

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鏡餅

       

こんにちは。院長の山岡です。 年の暮れが近づき、慌ただしくなってきましたね。 最近はほとんど見かけなくなりましたが、年末の風物詩といえば、お正月に飾る「鏡餅」を作るためのお餅つき。 では、そもそもなぜお正月に鏡餅を準備するのでしょうか? それは「神様がやってくる場所」だから。 お正月は『年神様』という「1年を豊かにしてくれる神様」が訪れると考えられており、「鏡餅」はその依り代(よ...

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こころ温まるお話「新聞係」

       

息子の初出勤を明日に控えた夜。 私は「就職おめでとう」の言葉と共に、用意していたプレゼントを渡した。 「ありがとう!」と言いながらプレゼントを開ける息子は、中身をみると「ファイル?」と不思議そうな声を出す。 そしてページを1枚めくったところで、「こんなの取ってあったんだ」と吹き出した。 それは息子のユウキが小学校5年生の時。下校時刻をとっくに過ぎて帰宅してきた日のことだ。 息子は...

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いい風呂の日

       

こんにちは。院長の山岡です。 11月26日はいい風呂の日。湯船に浸かるのが気持ちいい季節ですね。 湯船といえば、大きな浴槽にざぶんと浸かるのが気持ちいい銭湯ですが、実は江戸時代ごろまでは蒸し風呂のようなスタイルでした。 狭い場所にためた蒸気を浴びて体の汚れをふやかし、こすって落としていたそうです。 その後、小さな湯船にお湯をため、膝から下だけ浸かり上半身は蒸気を浴びる戸棚風呂に変化。 ...

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こころ温まるお話「おばあちゃんのお弁当」

       

娘のなっちゃんは小学1年生。もうすぐお姉ちゃんになる。 ある日、学校から遠足のお知らせを持ち帰ってきて「おべんとうはウサギさんかクマさんがいい!」と、おねだりしてきた。 私の作る『キャラ弁』が大好きで、お弁当のときは必ずリクエストされる。 けれど遠足の直前に出産が重なり、娘のお弁当は私の母にお願いすることになった。 「ママのおべんとうじゃなきゃやだ!」 しばらく渋っていた...

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十五夜と十三夜

       

こんにちは。院長の山岡です。 今年の十五夜は9月21日でしたが、十三夜と呼ばれる「もうひとつのお月見」をご存知でしょうか? 十五夜が中国から伝わったのに対し、十三夜は日本独自の風習。 十五夜の次に美しい月で、2つを合わせて「二夜の月」と呼ばれています。 昔は片方だけしかお月見しないことを「片見月」や「片月見」と言って縁起が悪いとされ、十五夜と十三夜に同じ庭で月を見る風習があった...

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