山岡歯科医院新聞

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山岡歯科新聞 2025 10月号 ①

歯の寿命が縮む⁉︎

神経をとった歯の2大リスク

 

むし歯が神経に達してしまうと、神経を除去する治療が必要です。

しかし、神経をとった歯はそうでない歯と比べて寿命が短くなりやすいと言われています。

 

神経をとると、なぜ歯の寿命は短くなる?

歯の神経をとると、次の2つのリスクから寿命が短くなる傾向があります。

 

リスク1:歯が折れやすい

神経をとった歯は、強い衝撃で歯が割れたり折れたりする「破折(はせつ)」のリスクが高まります。実は、抜歯原因の中で破折は第3位となっており、神経のない歯がそのほとんどを占めています。その理由は、治療時に歯の内側を削ることで、全体の強度が落ちてしまうため。

さらに、神経がなくなると歯の感覚が鈍くなるため、気づかないうちに強くかみすぎてしまうことも要因のひとつです。

 

神経をとると「歯がもろくなる」って本当?

かつては歯の神経をとると、以後その歯には栄養が行き渡らず「枯れ木のようにもろくなる」と考えられていました。しかし、現在この説は否定され、神経をとっても歯の質そのものは変わらないことがわかっています。

 

リスク2:むし歯になっても気づきにくい

のない歯はむし歯になっても痛みを感じないため発見が遅れやすく、抜歯に至るケースが増えます。例えば、むし歯が原因で抜歯になった永久歯のうち、神経のない歯は神経のある歯の約1.5倍多いという報告があります。

 

大切な歯の寿命を延ばすために

歯の寿命を延ばす最大のポイントは、できるだけ神経を残すこと。そのカギを握るのがむし歯の予防と早期発見です。定期的なチェックで小さなうちにむし歯を発見できれば、神経をとらずに治すことができます。大切な歯を長く保つためにも、ぜひ歯科医院での定期的なチェックを継続していきましょう

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