山岡歯科医院新聞です

秋は旬の味覚を楽しめる季節。サンマや栗、新米など、思い浮かべるだけでも食欲がそそられますね。
私たちはこれからの「味」をどうやって感じているのでしょうか。
食べものの味をキャッチしてくれるのは、舌の表面にある「味蕾(みらい)」と呼ばれる小さなセンサーです。この味蕾の中の「味細胞」が、甘味・塩味・酸味・苦味・うま味という5つの味を認識し、その情報を脳に届けています。味蕾は舌のほかに、上あごやのどの奥などにも存在します。
味覚を存分に感じるポイントは「しっかりよく噛むこと」。食べものが細かく砕かれるほど、中に閉じ込められた味成分が外へと引き出されます。反対に、早食いで噛む回数が少ないと、味成分が十分に引き出されず、食べもの本来のおいしさを感じにくくなってしまいます。
味成分を味蕾まで届けるのに欠かせないのが「だ液」の存在。味成分はだ液に溶けて初めて味蕾に届くため、だ液は両者の「橋渡し役」といえます。一方で、加齢やストレス、薬の影響などでだ液の分泌が減ると「味覚障害」につながることも。だ液の減りや口の乾きが気になるときは、一度お口の状態をチェックしてもらうと安心です。
いつまでも食事をおいしく楽しむために、「よく噛むこと」「お口のうるおいを大切にすること」を心がけましょう。