山岡歯科医院新聞です

「生えたばかりなのに黄色っぽい」「表面にツヤがない」お子さんの歯を見てそう感じたことはありませんか。実はこの状態、見た目の問題だけでなく、むし歯が急激に進行してしまうリスクが潜んでいます。

歯は外側を覆う「エナメル質」とその内側の「象牙質」が層になってできています。このうち、エナメル質がうまく作られないのが、「エナメル質形成不全」です。日本では約19.8%、およそ5人に1人にみられ、特に前歯や奥歯に起こりやすいとされています。表面にツヤがなくザラザラしていたり、白濁や黄色、茶色がかって見えたりするのが特徴。むし歯や知覚過敏、歯のすり減りや着色しやすくなるといったリスクが大きくなります。

エナメル質は歯を守る「よろい」のような存在なので、ここが弱いとむし歯になりやすくなります。しかも、むし歯になると進行が早く、気づかないうちに奥深くまで進んでしまうことも。さらに、ザラザラ・デコボコした表面は汚れが溜まりやすく、磨き残しも増えるため、むし歯が悪化する悪循環に陥りがちです。

乳歯の場合には栄養不足や早産、妊娠中の喫煙・飲酒・服用した薬剤などが関係していると考えられています。また、永久歯の場合は、乳歯の頃のむし歯やケガが影響すると言われています。
エナメル質形成不全は、早めに気づいて適切なケアを行うことで、むし歯などのリスクを抑えることができます。お子さんの歯で「色がおかしい」「表面がザラザラする」など気になることがあれば放置せず、お早めに当院へご相談ください。