山岡歯科医院新聞です

カビと聞くと、お風呂場や湿気の多い場所を思い浮かべる方も多いでしょう。しかし実は、お口の中にもカビが生えることをご存じでしょうか。「まさかお口の中に!?」と驚くかもしれませんが、これは決して珍しいことではありません。
口腔カンジダ症は、「カンジダ菌」というカビの一種が原因で起こる感染症です。このカンジダ菌はもともとお口の中に住んでいる常在菌で、普段は他の細菌とバランスを保ちながら共存しているため、問題を起こすことはありません。
ところが、免疫力が低下すると細菌のバランスが崩れ、カンジダ菌だけが異常に増えてしまうことがあります。抗生物質やステロイド薬を長期間服用している方、糖尿病の方、抵抗力の弱い乳幼児、体力が低下した高齢者、不潔なままの入れ歯をお使いの方は発症しやすいので要注意です。

口腔カンジダ症は放置すると喉や食道にまで広がり、場合によっては肺や血液中に感染が広がるおそれもあります。治療には薬の使用などがありますが、再発を防ぐためにはお口の中を清潔に保つことや砂糖を摂りすぎないことが重要です。
気になる症状が続く場合や、お口の中に白っぽい膜のようなものを見つけたら、そのままにせず早めに当院へご相談ください。早期発見・早期治療で、健やかなお口の環境を守っていきましょう。