院長ブログです
こんにちは。院長の山岡です。 そろそろサンマがおいしい季節になってきましたね。 サンマは、その名前の由来にふたつの説があると言われています。 ひとつ目は、細長い魚を意味するサマナという言葉が、サマ、サンマと変化した説。 もうひとつは、サンマは群れで泳ぐことから、大きな群れを意味するサワと、魚を意味するマが合わさり、サワンマ、サンマと変化した説です。 大正時代以前では「三馬」と...
繁忙期ということもあるが、このところは仕事が特に忙しい。 帰りは遅く、たまの休みも疲れに負けてついつい寝て過ごしてしまう。 「これから出かけるけど、パパも行く?」 「ふたりで行ってきていいよ」 前は休日になると家族そろって出かけたりしていたのに、いつしかこんな会話が当たり前になり、我が家からはすっかり笑顔が消えていた。 「たまには気分転換に、公園でピクニックでもしない?」...
こんにちは。院長の山岡です。 お祭りに行くと、必ず並んでいるかき氷。夏の定番ともいえるかき氷は、日本で古くから親しまれてきた食べ物です。 かき氷に関して記載のある最も古い文献は「削り氷にあまづら入れて、新しき金椀に入れたる」と記された、清少納言の枕草子だといわれています。 当時、甘い素材は大変貴重だったので、かき氷は限られた人しか食べられない高級な食べ物だったそうですよ。 カラフル...
幼稚園バスの停車場所までの道のりに、よく吠えるわんちゃんがいる。 息子は怖がりで前を歩けないから、だっこして通るのがお約束だ。 しかし、お腹の赤ちゃんが大きくなってきたこともあり、それも少し辛く感じていたある日、私は妙案を思いついて息子に提案してみた。 「わんちゃんの前、お耳あわわして歩いてみようか」 私は息子の耳を何度か軽く塞ぎながら、「あわわ」と言ってみせた。 「面白い音...
こんにちは。院長の山岡です。 7月と言えば土用の丑の日。 うなぎを食べる方も多いのではないでしょうか? 土用の丑の日=うなぎを流行らせたのは、江戸時代中期を生きた奇才『平賀源内』だと言われています。 夏の売上に悩むうなぎ屋のために「土用の丑の日には縁起のいい『う』がつく『うなぎ』を食べて、夏を乗り越えよう!」というキャッチコピーを提案したことがきっかけです。 うなぎは万葉集で...
「ゆうすけ!ご飯をテーブルに運んで。あと、テレビは消しておいてね!」 我が家では『ご飯を食べるときにはテレビを消す』という習慣がある。 僕が幼い頃からある暗黙のルール。しかし、高校生の僕には「めんどくさいな」という気持ちが強かった。 ある日、僕はどうしても観たいドラマがあり、ご飯の最中にテレビの電源を点けた。 するとすぐに「ご飯を食べている最中だよ」と、母から注意される。 今日だ...
こんにちは。院長の山岡です。 6月と言えばジューンブライド。結婚式のなかでも、ケーキ入刀は外せないシャッターチャンスですよね。 互いに手を取るケーキ入刀は、ふたりの共同作業で有名ですが、その後に行われるファーストバイトにも意味があることをご存知でしょうか? お互いにケーキを食べさせ合うファーストバイトは、欧米から日本に伝わった演出で「一生食べ物に困らせない」「一生おいしいものを作ってあげ...
ある日、真剣な表情で息子が言った。 「学校に行く途中でいつも会うおばあさんに、何度挨拶しても返してもらえないんだよね」 私は深く考えず「声が小さいんじゃない?」と答える。 すると息子は顔を赤くして「そんなことないよ!」と言い残し、部屋に戻ってしまった。 次の日、学校から帰ってきた息子がまた言った。 「今日は大きい声で挨拶したけど、やっぱり返してもら...
こんにちは。院長の山岡です。 風が心地よい季節となってきました。 新緑の香りをまとってくる風は、若い苗や木々の芽吹きを感じさせてくれる、なんともすがすがしいものです。 この時期の風のことを俳句の季語では「薫風(くんぷう)」といいます。 その昔、単に「」という意味合いで使われていた「薫風」は、室町時代後期から初夏の風を指すようになり、時候の挨拶にも用いられるようになりました。...
小学校の帰り道、その日は午後から雨で、その子猫はダンボールの中で寂しそうに鳴いていた。 「ごめんね、うちでは飼えないの」 みー、みー。 「ほんとうに、だめなんだよ」 みー、みー。 気がつくと、僕は子猫を抱え玄関のドアをくぐっていた。 お母さんも最初は怒っていたが、もともと動物好きなこともあり「戻して来なさい」とは言えず、「ミィちゃんどうしようか」と名前までつけていた...